2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧
黒地の小紋は,何度か若い友達に着せたことがあります。「お母さんのお下がりが着たい」ということで着付けしました。ちょうど私より一回りくらい上のお母さんのお嬢さんたちです。 その中で今回の作品とよく似た着物を着せたお嬢さんは,普段は天然の入ったぽ…
「この時代に生きてみたかった」と思う時代は色々ありますが,一番憧れているのが大正時代です。私のおばあちゃんたちが青春を過ごした時代です。十数年という短い時代で,その後第二次世界大戦を経験するわけですから,本当に激動の時代だったとは思うのです…
我が家は夫も私も「無限」好きです。様々なことの背後に「無限」を感じると,なんとなくほっとするのです。 着物も無限を感じさせてくれます。 数限りない柄と色の組み合わせ,帯結び,いくら考えてもキリがありません。私はそういう「無限」を感じる時,目の前に…
東京に住んでいた頃,家の横に親水公園があり,桜並木がその公園沿いにずっ〜と続いていました。家は3Fだったので,流れのように続く桜並木を上から見たり,夜に電気を消して桜の花がベランダ越しに揺れるのを見たり,桜色の朝日に起こされたりと,桜の季節…
この着物折り紙は結構最初の方に一度インスタにアップしたのですが,地味すぎたのか反応が悪すぎたので,リベンジしてみました。 私的には,こういう地味なものを着ると落ち着いた気分になるので,気に入っています。母が残した普段着の着物のほとんどが,こ…
今回は友達からの依頼で作ってみました。本当に小さかった時に着ていた,写真にだけ残っている着物です。いつの間にか誰かにあげてしまっていたそうです。 その写真に写っていた彼女は,3~4歳でしょうか?本当に小さくて,着物を着た嬉しさでどこかに走り出…
着物というのは本当に不思議なものだと思います。 一枚の着物でも,着る人それぞれでまったく異なった趣を醸し出します。着付けをするときのまったく変わらないルールの中で同じ着物を着せても,その人の内面が自然に映し出されてしまうのです。仕上がった着…
今回も子供たちの趣味に合わせて作ってみました。 若い女の子たちは,だいたい趣味が二分するように思います。ほわっとした女の子らしい雰囲気が好きな子と,シャキッとした雰囲気が好きな子がいるような気がします。 私自身,子供の頃はシャキッとしたもの…
「青が好き」と言ったある女の子のために折りました。 仕事柄思春期の子供たちに接することが多く,その子たちを真近でよく観察することができます。いくら思春期とはいえ,同性の私の前で何か繕おうとする仕草はまったくありません。そんな彼女たちの何の意図…