2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧
きっと関東では桃の花も終わりに近づいている頃だと思いますが,東京で暮らしていた頃,近くにとてもきれいな枝垂れ桃が咲いているお宅がありました。一本の木から,赤・白・ピンクの3色の桃の花が競うように咲いているのを,お家の方にお願いして写真を撮ら…
最近,道端に蕗の薹をよく見かけます。 関東ではもう梅も見頃を迎えていると思いますが,以前にも書いたように,北海道ではあと一ヶ月以上待たなければ梅も桜も咲きません。ようやく道路の雪がとけ(でもまだそこらここらに…。当然大きな山も雪をいただいてい…
お友達の子供が中学の反抗期だった頃,当時まだ独身だった私にやけになついてくれて,どこかに行く時はまるで歳の離れた親友?親子?のように,私のうしろをくっついてきたりしていました。ある春の日には,二人で夜桜を見に松前公園に行って,いろんなポー…
以前,親族に着物の訪問販売をしている人がいました。 あれはたぶん小学校の高学年くらいだったと思いますが,その人が持ってきた着物の中に,橙色の地に花車の刺繍がほどこされた名古屋帯がありました。まだ子供だった私の目にはその帯がとても美しく,ず〜…
北海道の桜はいつもゴールデンウィーク前後。昨年は5月に松前に花見に行き,その1週間くらいあとに,近くの梅園に梅を見に行きましたが,まだ五分咲きでした。 でも最近なんだかちょっと春っぽい紫がかった薄水色の空になっていて,「もうすぐ桜の季節だ〜」と…
最近つくづく思うのは、「人は亡くなっても、物は遺るんだなぁ…」ということです。 特に母が亡くなってからは、その後に遺された物を見るたびに、「どんな気持ちでこれを取っておいたんだろう…」と、母の心情に思いを馳せてしまいます。 この着物は、亡くなった…
この着物の色は、母が私に一番最初に買ってくれた着物に少し似ています。黄緑がかった色無地に近い付け下げで、とても上品な柄行きでした。優しい柄の着物を着せたいと思った今は亡き母の思いをふっと考えてみたりします。 立て矢は大好きな帯結びですが、若…
着物を着るのも着せるのも大好きで、本当は毎日でも着ていたいのですが、時間もお金も、そして年齢すら限りがある中で、「着物の美しさをどうしたら楽しめるだろう…」と苦肉の策で考えたのが、この着物折り紙です。(栞としては気持ち厚みがありますが、一応「…